照明器具の役割分担が空間を演出
例えばこのレストランは間接照明、ダウンライト、シャンデリア それぞれの役割でバランスのとれた光と空間が演出されます。
・間接照明は反射した光が明るさのグラデーションをつくり、柔らかな印象を与えます。
くつろぎの空間を演出して高級感も得られます。
でも主の照明ではないので明るさを担うものではありません。
・ダウンライトは自分の姿を見せないで真下に明るさを提供する地味な照明です。
ホテルのロビーや宴会場に設置されますが、誰も気が付いてくれません。
それが目的で設置されている照明だからです。
・シャンデリアは装飾としての主役です。
大きくて華やかでデザイン性が高く、誰の目にも留まります。
でも、明るさは補助的なもので、本当の明るさはダウンライトにお任せです。
美容室の照明はオーナーの嗜好とデザイン性が大切です。
でも照明の役割を間違えると本来の作業性を悪くしたり、お客様の不快な思いをさせてしまいます。
そのために照明デザイナーがいます。
シャンデリアの代わりに意匠性の高いペンダント照明を用い、ダウンライトの代わりにスポットライトを活用して立体的に明るさのバランスを整えます。
ペンダント照明は主照明の役割も担い、スポっトライは斜めから照らすことでお客様のお顔を立体的に美しく見せることが出来ます。勿論、スタッフの作業性を格段に改善されます。
オーナーのご希望にも配慮し、どの器具が相応しいか、どのLED電球が相応しか、どの位置に取り付けるかはお店のレイアウトを考慮した照明デザイナーが提案する明るさのバランスで決まります。